マザーボード&電源ユニット&ケース
  
マザーボード

PC-98のマザーボードにも様々な種類があります。
ソケット5以前のものからソケット5/7搭載のもの。
PCIスロットを装備したもの等様々で、最も後期の9821シリーズにはソケット370を装備し、CereronやPentiumIII CPU等を実装できる様になったものもあります。
基本的に9821Xシリーズ以降のマザーボードにはWildCatまたはIntel製430HX/FX/VX等のチップセットが採用されています。
チップセットはVX FX WildCat HXの順で、対応範囲が広いようですが、WildCatに関しては色々と制約も多い様ですので、Intel VXかFXチップセットを搭載したマザーを選択するのが良いかと思います。
増設メモリはRシリーズ以外、大半が128M最大となっており、DIMM、72Pin EDO(60ns)、72Pin SIMM(70ns)が、使用できるようになっているのが主流です。
バリュースターや一部のXシリーズはUSBポートをマザーボードビルドインで内蔵したモデルもあり、このあたりになると、かなりDOS/Vに近い構成になっているようです。

最強PC-98を目指す上で、どのマザーが一番適当であるか・・・と考えた場合、豊富なUSB機器が利用できるUSBポートを持つバリュースターや一部のXシリーズで、且つ使用可能なPCIスロットが2スロットある機種ということになります。
この条件だと選択できる機種は、かなり限定されてきます。
さらに対応範囲の広さで定評のある430VXチップセットを搭載した機種というと、バリュースター(流星/青札)マザーか、9821Xcの一部のマザー(USBモデル)のみになります。
バリュースターを使用する場合は流星マザーのほうが色々とお得な部分が多い様です。

 <豆知識:流星マザー/青札マザー>
共にバリュースター9821と呼ばれる機種。顔(フロントパネル)がXシリーズやVシリーズと異なり特徴があります。
フロントパネル左上に流れ星のような切れ込みが掘られているのが流星、中央部にバリュースターの青いプレートが張り付いているものが青札と呼ばれています。
同じIntel 430VXチップセットを搭載する機種でも流星、青札の違いで動作が結果が異なる場合があります。
ちなみにXcや後発Vシリーズのマザーは流星に近い仕様です。


電源ユニット

電源ユニットには大きく大別して3種類あります。
Xシリーズ初期以前のもの。
Xシリーズ後期、バリュースターデスクトップタイプに採用されているもの、そして後期タワー型の9821シリーズに採用されているものです。
基本的にXシリーズ初期以前の機種にはLITEONの145W専用電源が、それ以外にはATX互換の電源ユニットが採用されています。
ATX互換の電源ユニットが採用されている9821シリーズはAPMに対応しており電源スイッチもソフトウェア制御の為、Windows終了時も電源が自動的に切れるようになっています。
後期タワー型ATX電源との違いは供給電力量の違いです。
タワー以外の機種は基本的に145〜150W。タワーは200Wとなっています。
デスクトップ9821の場合、5400rpmのHDDを2機、30倍速程度のCDドライブ、VoodooやSavage等のビデオカードを併用すると、150Wでは辛いものがあります。
かといってATX電源はケースを加工しない限りスムーズには取り付けられません。
もちろんサービスコンセントの形も変わってしまいます(PC-98は家庭用コンセントと同型のコンセントがサービスコンセントとして装備されている為)。
この為、できればタワータイプに採用されている200Wの電源と交換してしまいましょう。
ビデオカード等が不安定で困っている人は意外と簡単に解決してしまうかもしれません。

タワータイプのPC-98シリーズに搭載されている電源。
LITEON製 200W 大きさもコネクタ類の位置もデスクトップタイプと同じです。

ケース

ケースはメンテナンス等の場合を考えて、タワータイプと言いたい所ですが、タワーの拡張スロットは多いもので5個、PCIカードのリソースを全て共有しても、これだけの空きIRQリソースを確保することはほとんど不可能です。
使えるのに使えないのは「拡張性が高い」とは言いがたいのではないでしょうか。
それにPCIカードも安定性を考えると固有リソースを割り当てたい所なので、Cバス分のスペースがほぼ丸々邪魔になってしまう可能性があります。
ならばデスクトップタイプのほうが無駄が発生しなくて良いかもしれません。
Cバスの蓋部分を全て取り払って送風口として利用するというのも手ですが、筆者の心情としては、あからさまに改造された形というより、最初からこの形と思えるような外見が望ましいと思っているので、デスクトップをお勧めしておきます。
これに関しては好みだと思います。
  
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